Sへの手紙 |
覚えてますか、昔二人で観た銀座の大沼映夫展。画集を買いましたね。 彼の所属する国展に初出品したのは7年前でした。1992年パリ留学から戻り、中央の公募展から遠ざかっていた私に現在国画会準会員のNさんから声がかかったのが縁でした。 国展には私の好きな画家が多く、また入選レベルが高いことでも知られており、初出品の作品は厚さが20cmもあるパネルを作り、パテをこれでもかというように塗り固め、随分力の入ったと言うか、重い作品でした。
アスファルトを使い出したのは4年前で、それからは新人賞、国画賞、準会員推挙、準会員優作賞、会員推挙と毎年春の東京行きが恒例となりました。 今年は上野の美術館から六本木の新国立美術館での初めての記念すべき国展で会員になることができ、とても嬉しく思っております。
年明けから2m10cm×2m10cmの大作2点を描き、3月末に描き終え国展に出品し4月中旬中国へ旅し、帰国して2〜3日後に発表があり、すぐ上京し5月の連休明けまで東京という慌しい日々でした。 この間、県美展も終わり秋の南日美展の作品のエスキースを描いているうちに小品がいくつか貯まったのであなたに見せたいと思い発表します。 受賞作を展示したかったのですが、作品が大き過ぎて会場に入らないのが残念です。 いつの日か美術館等で展示する機会があるやも、と思います。 その時にはまたご案内をお出し致します。
まだ先の話ですけども、来年の12月に東京銀座のシロタ画廊で個展を致します。180cm×180cmの大作を10点展示しようと計画しております。 その折には私の初の画集をあなたに是非お届けしたいと考えております。
この小品展が私の新たな出発点になると思います。 ぜひあなたに作品を見ていただき、ご批評をお聞かせいただければ嬉しいです。
2007.7.3 東條 新一郎
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